遊戯王ルール改定(予定)について。

公式ソースはこちら

変わったところ

旧ルール

A「ならず者傭兵部隊召喚,起動効果でその青眼の白龍を破壊します。」
B(くっ,落とし穴をチェーンしても意味が無い・・・。)

新ルール

A「ならず者傭兵部隊召喚,優先権を放棄します。」
B「落とし穴を発動,ならず者傭兵部隊を破壊します。」
A(召喚時に起動効果が使えたらなぁ)


召喚成功時に優先権があっても起動効果が使えなくなったため,
相手が《落とし穴》などのカードで除去をすると,
《ならず者傭兵部隊》《氷結界の龍 ブリューナク》等の起動効果持ちはそのまま破壊されてしまうようになりました。

注意点

勘違いされがちですが,「優先権」の概念そのものが無くなるわけではありません。
モンスターの召喚に成功した時,優先権を保持しているのはターンプレイヤーなので,
ならず者傭兵部隊の召喚成功時に《心鎮壷のレプリカ》を発動して,
相手のチェーンを封じて安全に効果を発動させるといった行為は可能です。
(2/22追記)
召喚成功時に発動出来るカードの発動を封じることは可能です。
しかし心鎮壷の効果処理後にクイックエフェクトの有無をお互いが確認するため,
そのタイミングで《月の書》等のフリーチェーンカードでなんとかされることはあります。
(追記ここまで)


さらに,今回の発表された改定で差異が生じるのは「起動効果」なので,
氷結界の龍 トリシューラ》を始めとする「誘発効果」や,
《霞の谷の雷神鬼》の「誘発即時効果」は問題無く発動することが出来ます。

どんなカードに影響があるのか

先程述べた《ならず者傭兵部隊》や《氷結界の龍 ブリューナク》を筆頭に,
起動効果持ちのモンスター全般に影響があります。


加えて,従来召喚時に発動された起動効果を防ぐことが出来なかった
《奈落の落とし穴》等の評価は相対的に上がることでしょう。


かと言って,《神の警告》は依然として強カードの位置を保ち続けるでしょう。
何故なら前述の通り,《氷結界の龍 トリシューラ》などの召喚時誘発効果は
奈落の落とし穴では止められないからですね。


後は《ライトロード・マジシャン ライラ》ですが,
特に処遇は変わらないと思われます。これも間違いが多いですが,
ライラの効果は効果解決時にライラの表示形式が変更出来ない場合不発となる裁定です。
つまり,


A「ライラを召喚。起動効果を発動,対象は伏せカードαです。」
B「チェーンして伏せカードβを発動。奈落の落とし穴。ライラを破壊して除外します。」
A「分かりました。効果解決時にライラが場に存在せず表示形式を変更できないためαは破壊できません。」


元々こんな感じだったので,除去されてしまえば効果が使えないのは変わらないですね。


簡単ではありますが,解説を終わりにします。
質問・ツッコミがあればコメントまで。